Ubuntu 14.04 Trusty Tahr で変換・無変換で IME を切り替えるようにする
前提 Ubuntu 14.04 を普通にインストールすれば iBus と Anthy で日本語が入力できるようになっているが、いくつか不満がある。中でも個人的に強調したい問題点が、直接入力・日本語入力の切り替えがトグル式にしかできないことだ。トグル式である限り常に今の入力モードがどちらであるかを覚えておくか、いちいちインジケーターを目視確認するかしなければならない。そうではなく、オン・オフのキーを個別に設定したい。具体的には Mac のように変換キーと無変換キーをそれぞれ日本語入力と直接入力への切り替えに割り当てたい。 fcitx の導入 iBus では実現できないようだったので、fcitx を導入する。以下のコマンドでインストールできる。 $ sudo apt-get install fcitx-mozc fcitx の設定 [システム設定] の [言語サポート] で [キーボード入力に使う IM システム] を fcitx にする。 このままだと iBus のインジケーターも残ってしまう。[システム設定] の [テキスト入力] で、[メニューバーに現在の入力ソースを表示] を外す。 fcitx と Mozc のキーバインドが競合しているので、Mozc の方を消さないといけない。[Mozc ツール] の [一般] タブにある [キー設定の選択] を [編集...] し、[入力キー] が "Hankaku/Zenkaku" になっているものをすべて消す fcitx のインジケーターをクリックして [設定] を選ぶと [入力メソッドの設定] が開くので、[全体の設定] タブに切り替えて、一番下の [拡張オプションの表示] にチェックを入れる。 [入力メソッドをオンに] と [入力メソッドをオフに] をそれぞれ設定する。 参考 iBus-1.5 を捨てて fcitx-mozc を使うことにした - どせいけいさんき。